お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史

よくテレビなんかで先進国でない外国の女性が日本で洗濯機や掃除機を使って「日本は天国のようなところだ」というコメントをみたりしますが、日本の主婦たちはこのコメントをどう思っているのでしょうか?

イギリスの産業革命によってあらゆるものが工業化されていきましたが、家事だけは、(いろいろな試みがあったらしいが)工業化されませんでした。
それでもガス・水道は引かれるようになったし、服は既製品を買うのが当たり前、冷蔵庫・洗濯機・掃除機など便利なものがたくさん増えてきました。

では主婦たちは楽になったのか?
否。作業自体は確かに楽になったかもしれないが、本当は男・子どもばかりが家事から解放され、メイドの習慣は廃れ主婦ばかりに家事が集中してしまっていると著者はいいます。

30年近く前アメリカで書かれたものらしいが今でも新しい。
主婦ばかりに家事が集中してしまっている状況をどうすれば変えることができるのか?巻末に著者ルース・シュウォーツ コーワンからの提案がありますが、現状をみるに事態はまったく逆方向に向かっているように思われます...。

テクノロジー史も面白い。ガス冷蔵庫と電気冷蔵庫のシェア争いを読んでフックスの"風俗の歴史"を思い出しました。やっぱり世の中経済で動いているんですね。


お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史
法政大学出版局
ルース・シュウォーツ コーワン


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  • ここは酷いチョアですね

    Excerpt: お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史法政大学出版局 ルース・シュウォーツ コーワン Amazonアソシエイト by なぜいろんなインフラとか家電とか整っていくのに「お母さんは.. Weblog: 障害報告@webry racked: 2011-10-06 00:32